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ハンドメイドと写真と映画の日常日記


by yuzu-neko
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タナカヒロシのすべて

タナカヒロシのすべて_c0072277_20294787.jpg[監督]田中誠
[上映時間103分[製作年度]2004年

タナカヒロシはかつら工場に勤める32歳独身。会社では同僚や上司との付き合いもすこぶる悪く、プライベートでも無趣味。でもどこか憎めなく、実は意外とモテたりする。でも彼女はいない。一見すれば退屈な毎日を淡々と過ごしているが、彼の一番の望みはまさに誰にも干渉されず平々凡々と暮らすこと。ところが父親の急死を境に、彼の人生はジェットコースターのごとく急直下する。次々とツイてない出来事が彼の身に降りかかり、散々な毎日を過ごすハメに。しかしある出来事をきっかけに、今までの不運を振り払うべく、生まれてはじめて自らの意志である行動にでる。

キャストや音楽は凄く素敵だったのに、予告編に(なんだかの映画を観た時に観た)に騙された?!予告編の方が、全然面白かったなぁと思う。細かい設定(カツラ工場に勤めているとか、テルミンと俳句のカルチャーに通うとか)は面白いのに、そこからの発展がないように感じられた。個人的には。
この作品も平凡な人の平凡に同じように繰り返されていく日常を描いた作品だけれど、1つ違うのは、彼(田中宏)自身は、そういった日常に不満はなく、ただ静かに…そして誰にも干渉されないで生きていく事を望んでいるという事。
それが、父や母の死や、様々な災難に見舞われる事によって変化してくる。
彼はこの先、どうなっていくのか?どう変わっていくのか…という所で映画は終わるのだけれど…う〜ん、やっぱりちょっと面白みに欠ける作品でした。
by yuzu-neko | 2006-06-11 20:44 | DVD鑑賞