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ハンドメイドと写真と映画の日常日記


by yuzu-neko
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キリクと魔女

キリクと魔女_c0072277_1635422.jpg[監督]ミッシェル・オスロ
[上映時間]71分[製作年度]1998年
キリクと魔女公式サイト

母の胎内から声が聞こえる。「母さん、ぼくを生んで!」母は驚く。が、静かに答える。「母さんのおなかの中で話す子は、自分ひとりで生まれるの」母から出てきた小さな男の子は、へその緒を自分で切って言う。「ぼくの名はキリクだ」という、不思議にこの映画は始まる。
キリクの産まれたアフリカのとある村は、魔女カラバが支配していた。
村の男達はカバラに対決を挑みに行ったが、食われてしまった。そして、"呪われた泉"の水を枯らしてしまったのも彼女だと村の人々は口々にいうが…。

この映画は本国のフランスで記録的なヒットを飛ばしたそうです。
そして、アヌシー国際アニメーション映画祭グランプリはもとより、シカゴ国際児童映画祭での長編劇場・ビデオアニメーション部門成人審査員賞・児童審査員賞、モントリオール国際児童映画祭での長編部門審査員特別賞など多くの賞にも輝き、世界的な評価を得ているようです。

日本では高畑勲監督がスタジオジブリに話を持ち込み、公開に至ったそう。
見た目の事を先に言えば、とにかく色彩が奇麗な作品。絵をじっくりと観たかったので、私は吹きかえ版の設定で観ました。吹き替えではキクリに神木隆之介くんが、魔女カラバに浅野温子さんが声を担当されています。

キリクは「何故?」「どうして?」が常にあり、とても好奇心旺盛であり、自分がどう思うのか、真実は何なのかという事を常に追求しています。
この物語はいい人だけの人も悪いだけの人もいない、ある意味現実的な話だと思う。キリクはそういった意味で考えると、ちょっと現実離れした少年だけど、「こうありたい」と思わせる少年だなと感じた。
by yuzu-neko | 2006-05-25 16:28 | DVD鑑賞