ハンドメイドと写真と映画の日常日記


by yuzu-neko
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

いつか読書する日

c0072277_2316338.jpg[監督]緒方明
[上映時間]127分[製作年度]2004年
いつか読書する日公式サイト

田中裕子 演じる大場美奈子は50才、独身。朝は牛乳配達、昼はスーパーで働き、日々を暮らしている。毎夜ひとりのベッドでする読書。頁をめくるかすかな音が、ひっそりとした家にこだまする。静かな生活を送っていた。
同じ町の市役所に勤務する岸部一徳演じる高梨槐多は、毎朝近付いて来る牛乳瓶の澄んだ音に、じっと耳を傾けている。
誰よりも大切な人。
けれど、触れ合うことはおろか、目を合わせることもできずに、美奈子と槐多は、幼い恋を胸に秘めたまま、30年以上の時間を別々に生きて来たのだ。
ある日容子は、夫の昔の恋人が美奈子だったと知る。牛乳を飲まない夫が配達を頼んでいる…。その瞬間、ふいに輪郭をあらわす古い過去。まもなく死んでゆく私が、妻として、最後に夫に出来ること。
やがて容子は、すがるような思いで、ある“願い”を美奈子に託す。私が死んだら、どうか夫と一緒になって欲しい…。

大人のラブストーリー。早朝の牛乳配達でのかすかなビンのぶつかる音や、本のページをめくる音がかすかにする度に静かだなと思わせます。芯が強くて、凛とした主人公・大場美奈子の存在感が際立った映画。愛するものと生きる事、死ぬ事の両目を静かに描いた作品だと思う。大場美奈子のその後の人生は幸せなのだろうか?
それとも、後悔なのか?悲しみなのか?私には想像も付かない。

独身で、判をついたような同じ毎日を繰り返す彼女に「何か楽しい事はないの?」と聴いたとき「牛乳配達をしてる時が一番楽しい。町中の人に牛乳を配達するのが自分の夢」と語った場面が何故だか印象に残った。
[PR]
by yuzu-neko | 2006-05-25 00:31 | DVD鑑賞